x86アーキテクチャの電源

電源は、CPUなどのマイクロプロセッサや周辺機器に対して安定した電流を供給する装置である。コンピュータのハードウェアは、電圧が安定している事を前提としたメカニズムを持つため、プログラム実行以前に、電源供給を安定させる仕組みを持たせる必要がある。
(それ故に、コンピュータ用電源は、ハードウェアに必要とされるより多くの電気を必要とする。)

起動の流れ

コンピュータの起動は、まずユーザによる電源のオンから開始する。
コンピュータは電源が入ると共に、回路上の電圧や電流が安定することをチェックするため、状態を監視する。
状態が満足すれば、次に電源はタイマチップに対して、シグナル「Power Good」を送出する。

CPUはデフォルトで、タイマチップからシグナル「reset」を受信している状態にあり、この時制御を開始できない。
タイマチップは電源からシグナルを受け取ると、シグナル「reset」を停止する。
つまり、CPUは回路上の電圧や電流の状態が安定するまで、制御を握る事ができないのである。

タイマチップからのシグナル受信が停止しCPUは制御を受け取ると、CPUは早速プログラムの実行を開始する。
CPUは、回路上に焼き付けられたROM上のプログラムから処理を開始する。
この時一番初めに実行されるのは、ジャンプ命令と呼ばれるものであり、言葉の通り、指定されたアドレスへ制御を移し、処理を継続するといったものである。
ジャンプ先(0xffff0)には、後述するBIOSと呼ばれる小さなプログラムが置かれている。

構築・インストール

(後日掲載)

設定・調整

(後日掲載)

  • 最終更新:2009-12-06 21:34:10

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